ケース15、練馬雨漏れチンピラ不動産屋
 
 
建売住宅を購入した若い夫婦が、雨漏りの発生で、
不動産業者といろいろ協議をしたが、相手がどうにも不真面目で
どうしようも無く弊社に依頼がきたというもの。
FRP防水の立ち上がりが不足している。
オーバーフロー管が設置されていないため、室内に雨水が溢れる。
土台と大引きの継ぎ手。
受けている土台の強度が心配だ。
ガス管の土台貫通。

売主である不動産屋は練馬区に店を構えているKハウジングという小さな会社。親子でやっている会社だが、実質は息子が仕切っているよう。協議のために被害者の家に来るときは派手なシャツ、派手なネクタイでガラの悪そうな印象をわざと演出してくるような業界人。雨漏りぐらい普通だ、家にはかならず隙間があるものだ、などと畳み込む場面数回。

サッシュが先行して付けられており、しかもシャッターボックスの裏には防水紙が無い。これでは雨が入るのは当然。
測量の結果、外壁モルタルの塗り厚さが6mmであることが判明、
本来では20mm以上必要。左官業者の手抜き工事だ。

弊社検査により発見された瑕疵は、筋交い不設置、梁成不足、配管による土台貫通、外壁準耐火構造違反、断熱材不設置などが確認された。また雨漏りの原因はサッシュを軸組みの段階で設置したことによる止水不良と判明。指摘内容をKハウジングに伝えたところ、あまりの欠陥の多さに驚嘆し「検討する」といって帰ったが、その後なしのつぶて。


いたるところから漏水、原因はサッシュ先付けによる止水施工不良と断定。知恵の無い大工による悪質な不良工事。
水掛試験をしたら、全ての窓が止水不良であったことが判明。

誠意が感じられないことと、これ以上話をすることに嫌気がさしたこともあり、法廷の場に持ち出す決意をする。裁判では少しでも有利に進められるよう相手の所有する未販売の建売住宅に仮差押をして始めたが、なかなか答弁書が出てこない。その後法廷は数回の期日が過ぎたが、相手からはのらりくらりとした答弁しか無く、業を煮やして催促すると相手方の業者が破産の申し立てをしたと相手方代理人の弁護士より知らされることに。理由はマスコミ報道や仮差押によって、信用を失墜したことにより経営の継続が困難になったということのようだ。しかし元々いい加減な経営方針での営業であった訳だし、他の購入者に対しては瑕疵を直さずに対処してきたであろうことも推察されるので、偽装の疑いが強いと感じる。

今後の裁判は相手を変えることで継続していく。



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