家の中が鍾乳洞 基礎の無い家

床下鍾乳洞の超手抜住宅
この家は、ある工務店が建売住宅として建てた物件だったのですが、どういうわけかこの工務店が完成後まもなく倒産してしまい、販売される前に競売にかかってしまいました。




格安物件の落とし穴

この物件が安いという理由は、急斜面に建っていること、玄関まで急な階段を上がらなければならないこと、駐車場が無いことなどを説明され購入者としては、一応納得して売買契約へ。この段階では欠陥の存在は全く誰にも分らないのでした。



欠陥1:カビが発生します

カビがフローリングに発生します 壁の中は湿っています


あまりにもカビが多く発生するので、思い切って壁を開口しました。そこには思いがけない光景が広がりました。
壁の裏には、地盤がそのまま剥き出しになっており、山の上からの水脈による湧水が常に流れている状況が確認されたのです。壁の中は鍾乳洞です。


壁の中を上から見てみると
壁の中は、湧水により湿潤状態となっています。
またゴミも多く捨てられている状況です。
作業員の資質が判りますね。


欠陥3:ハリボテの基礎

建物外部を検査して、大変不可思議な現象を発見しました。亀裂があまりにも多く発生しているので、打診検査をしたら「基礎が無い」のです。
斜線の部分は基礎に見えるけど基礎ではないのです。 裏側から見ると、ベニア板で造作されていたのです。


欠陥4:床下の悪夢

基礎らしきものはあるが、土台が乗っていない。何のためのものは不明 山肌を段状に削って、束石をモルタルで固定した上に、建物を造作しているのがわかりました。
配管の貫通部からは漏水が発生している。 1階の床を下から見上げる。まるで炭鉱の中に居るようだ。
床の裏は断熱材も無く、カビが生えている状況だ。 山を削り、表面をモルタルで固め束石を置いて横架材を支持させている。考えられない工法だ。
束石すらまっすぐ置かれていない。奥にはゴミの山、手前もゴミが散乱している。 場当たり的な施工、ブロックで基礎のつもりか。
見せ掛け基礎の裏側、申し訳程度の通気口から水が漏れている この無計画さは何だ!
山を削りながらよくやったものだ。建築の知識など無い、言わば技能者に満たない者達が無い知恵を絞りながら見様見真似で建てたのであろう。各所に常識では考えられない納め方が為されている。
それにしてもこの建物を建てた連中は、ばれたとき何て言い訳をするつもりだったのか、聞いてみたい!
何とも、呆れるばかりの手抜き工事である。


欠陥5:屋根裏の悪夢

悪夢は床下だけではなかった!
欠陥は床下、壁の中だけではなく何と屋根裏にもあった。フルコースの欠陥住宅である。

屋根裏もカビだらけ、防水もまともに施工されていなかった 雨漏れの跡
小屋裏においては異常に高い含水率である。通常は10%以下であるところ19.1%を示している。 金属部分がやたらと錆びているのが目立つ。雨漏りによる湿度の上昇か。大工のゴミの忘れ物も多い。

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