検査において解体したりするの?
ご希望によっては解体(破壊検査)を行う場合がありますが、基本は非破壊検査です。瑕疵検査プログラムは一般的に1次検査を行うものです。下記に検査の内容を示します。
1次検査:
目視を中心とし、各種機器を使用することで、瑕疵を判断するものです。瑕疵検査プログラムがこれに該当します。例えば基礎の鉄筋探査を行う場合などは、任意の数箇所の測定において、平均的に発現している現象を以って、瑕疵かどうかの判定を行います。筋交いの存在や、耐力壁の施工方法なども同様に任意の数箇所において行います。

2次検査:
1次検査においてある程度特定された瑕疵部分に対して、破壊や更に精度の高い機器を使用することで対応するのが2次検査です。沈下を例に取れば、傾向や最大沈下量を判断するのは1次検査ですが、更に細かく座標軸を取り、測定するのが2次検査となります。また鉄筋などに関しても、電磁波レーダーが1次検査であるのに対して、2次検査としてはレントゲンなどの更に精度の高い機器で検査することになります。2次検査を行う場合は主には裁判鑑定の中で、必要性がある場合や、決定的証拠が必要な場合に限られます。また1次検査に比べて費用も若干高額になります。