事件簿014.長野がたがたハウス-4-

裁判再開、瑕疵に対する議論が開始された。証拠調べや証人尋問が行われ、結果として判決は勝訴。「被告は原告に¥15,882,700を支払え」という、ほぼ建て直しが認められたものだった。

この事案においての教訓は裁判所が選任した鑑定人であっても、優秀かどうかは別問題。それを見極めることも重要なのだ。

欠陥9

調査の結果火打ち梁が無いことが判った。
水平剛性が不足しており、ゆがみが発生している。

欠陥10

床下の束柱は全く固定されておらず、根がらみも番線もない。

欠陥11

基礎のフーチング幅もまったく足りていない。
更には、鉄筋が入っていないことも判明した。悪質極まりない手抜き工事の数々だ。