事件簿015.練馬雨漏れチンピラ不動産屋-3-

弊社検査により発見された瑕疵は、筋交い不設置、梁成不足、配管による土台貫通、外壁準耐火構造違反、断熱材不設置などが確認された。また雨漏りの原因はサッシュを軸組みの段階で設置したことによる止水不良と判明。指摘内容をKハウジングに伝えたところ、あまりの欠陥の多さに驚嘆し「検討する」といって帰ったが、その後なしのつぶて。

誠意が感じられないことと、これ以上話をすることに嫌気がさしたこともあり、法廷の場に持ち出す決意をする。裁判では少しでも有利に進められるよう相手の所有する未販売の建売住宅に仮差押をして始めたが、なかなか答弁書が出てこない。その後法廷は数回の期日が過ぎたが、相手からはのらりくらりとした答弁しか無く、業を煮やして催促すると相手方の業者が破産の申し立てをしたと相手方代理人の弁護士より知らされることに。理由はマスコミ報道や仮差押によって、信用を失墜したことにより経営の継続が困難になったということのようだ。しかし元々いい加減な経営方針での営業であった訳だし、他の購入者に対しては瑕疵を直さずに対処してきたであろうことも推察されるので、偽装の疑いが強いと感じる。
今後の裁判は相手を変えることで継続していく。

欠陥7

いたるところから漏水、原因はサッシュ先付けによる止水施工不良と断定。知恵の無い大工による悪質な不良工事。

欠陥8

水掛試験をしたら、全ての窓が止水不良であったことが判明。