CASE004.長野の黒カビ欠陥マンション-2-
売主:長野の㈱地所
施工:民事再生したゼネコン
設計:東京の設計
欠陥6:貫通ダクトの施工不良
1階の梁を貫通するダクト。
梁貫通位置は、梁端部(スパンのL/4以内)を避け、また貫通口の間隔は(φ1+φ2)×3/2以上としており、図面の仕様規定に適合していない。
特に梁端部は応力の掛かる部位であり、相当の補強が必要である。
欠陥7:鉄筋のかぶり厚さ不足
屋上のパラペット鉄筋のかぶり厚さ不足が確認出来る。
鉄筋の爆裂によるパラペットの損傷を防ぐ為にも改善が必要である。
欠陥8:塗布防水の未施工
7階のルーフバルコニーパラペットはコンクリート打ち放しであるが、図面ではコンクリート金ゴテの上塗布防水が指定されており、図面の通り改善が求められる。
欠陥9:断熱材の厚みが不足
3階の外壁断熱材厚みも図面で指定する断熱材厚み30mmに満たず、改善が必要である。
欠陥10:防水施工不良
5階のルーフ、パラペット立上り防水端部の浮きがあり、改善が必要である。