素人の方は必要書類の有無に関しても見当が付かないと思われます。また書類を見せられたとしてもその内容の妥当性を判断することも出来ません。しかし弊社がある程度業者の資質を判断するためには、その書類の作成状況が極めて重要なのです。 着工前にすでに準備されているべき書類は以下の通りです。
1.確認申請書
1面から5面までのA4の綴りに、配置図、面積計算表、各階平面図、立面図、断面図など数枚の図面によって構成されているもので、確認済証というA4が1枚添付されている。
2.地盤調査報告書
告示第1347号に規定されている、基礎の設計の根拠としての地耐力の確認をするための地盤調査データーです。
3.構造図
在来工法の場合はプレカット図、ツーバイフォー工法の場合はスタッド図というもので、建物の構造内容を表したものです。主に現場で使用するものですが、構造の妥当性を判断する上で、重要なものです。
4.その他
・耐力壁の計算書(平成12年告示第1459号に基づく)
・梁成計算書(平成12年告示第1352号、平成13年告示第1541号に基づく)
・構造計算書(木造3階建以上、鉄骨2階建以上、鉄筋コンクリート2階建以上が適用)
以上の書類は着工前にすでに存在していなければならないものです。要求しても相手が出してこない場合などは、要注意です。
● 書類の内容が判る人以外は、弊社にて審査をすることを勧めます。