既存住宅において瑕疵を探すことは簡単なことではありません。精度の高い検査機器を使用したり、計測等も必要になります。また常に新しい法律を知っていなければならないと言うことも要求されてきます。また施工方法や施工手順、更には設計などに関する知識も豊富でなければならず、最良の解決方法をイメージできなければならないのです。
検査機関に求められるのはこればかりではありません。検査において瑕疵や欠陥と判断したものを相手業者に堂々と伝えることが出来るかということです。もの造り(設計や施工)に未だ携わっている建築士は「明日は我が身」と思えば相手業者に対して要求することが出来ないと言った人が多いようです。検査というカテゴリーはそんなに甘い考えでは出来ないのです。またそのような人たちに検査という業務を行って欲しくないのです。
● 業者との協議に同席できないと言うような人には依頼しないことです。
● 建築士なら誰でも同じ水準であるという考えは大間違いです。